読書日記メモ

脳に描く印象の質:怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか

同じ物理現象に対して印象が個人で変わってしまうことがあるのは
なんでなんでしょう?

それは、音を聞いたときに個人がそれぞれの
主観という鏡に映すものが
違ってくるからなんですね。「主観」ですから。

そもそも脳に描かれる「印象」って何を通して入力されるか
というと、「五感」じゃないですか。

「五感」が個人個人で同じだったら、それって怖くないですか?

でも、同じじゃなかったとしても共通性ってあるんだと思うんです。
それが「音」による共通性。

やわらかいイメージを与える音、さわやかなイメージを与える音
それぞれの「文字」が発する音には、固有のイメージがある
ということを、著者の黒川さんがおっしゃっています。

とここまで読んだら、誰だって自分の名前や
ニックネームを調べたくなりますよね(笑)

 まるる=MARURU

を早速見てみました。

 M:やわらかさ・丸さ・女らしさ
 R:理知的・哲学的・弾性(流れるイメージ)

なんだそうです。
2つとも音のにごらない「清音」で、そのままのイメージを
並べると、「知性の持てるきれいな女性的イメージ」

・・・・・・・・
実物に会うたびに卒倒されそうです(笑)

ビジネス書というカテゴリーでは、実はあんまり有利ではない
名前なのかもしれませんね。

怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか (新潮新書)
怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか (新潮新書) 黒川 伊保子
新潮社 2004-07
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